”抜け感”のある開放的なキッチン・リビングに

壁を壊して開放的なキッチン・リビングに

35年前のままリフォームしていないキッチン

キッチンとリビングを隔てる壁

これまでに水廻りのほとんどをリフォームされたそうですが、キッチンだけが35年前のまま。せっかくキッチンを取替えるならと、内装や間取り変更を含めた総合リフォームをご検討されていました。

「キッチンとリビングの間の壁を壊して、空間を広く使いたい」、「和室の聚楽(じゅらく)壁をクロス仕上げにしたい」など、ご相談いただいた当初から明確なご要望をお持ちでした。お施主様のお考えを聞かせていただいたうえで、弊社からもいくつか提案させていただき、プランを練っていきました。

工事の様子を見ていただく前に、施工前の状況をもう少し写真で詳しく説明します。
キッチン・リビング・和室が、壁を挟んでそれぞれ独立している状態でした。

この壁の反対側にリビングがあります

リビング側から撮影した写真

この壁を壊して、キッチンとリビングをつなげるのが、今回の工事の大きなポイントです。

リビング

リビングのさらに奥に和室が

キッチンと和室の間に位置するリビング。
リビングに関しては、コストを抑えるために内装リフォームはしないと、最初からお施主様が決めておられましたので、最低限の工事(内窓の取付など)に抑えさせていただきました。

和室から、リビングとキッチンを隔てる壁が見えています

古くなった和室の聚楽壁

キッチンとは反対側に位置する和室も、大々的にリフォームします。
その気になる内容は、これからご紹介しますね(^^)/

壁を壊しました

まずは解体作業から。
プランどおりの間取りとなるよう、不要な壁などを壊していきます。
キッチンとリビングを隔てていた壁を壊したところです。

和室の壁、床、天井にベニヤ板を張っていきます

キッチンダイニングも同様です

解体をしたのちに、大工作業に入ります。
和室の壁、床、天井に下地材となるベニヤ板を張っていきます。キッチンダイニングも同様です。

「ラフォレスタF」シリーズ(色:ｸﾞﾚｲｵｰｸ)

和室の一角に、クローゼットを設けました。
クローゼットの扉に使用したのは、YKK AP「ラフォレスタF」シリーズです。(色はグレイオーク)
写真奥の室内片引戸も、同じシリーズ・同じ色を採用し、統一感を持たせています。

和室からキッチンまで、ひとつながりの空間に

キッチン側からリビングに向かって撮影した写真

キッチン設備等の取付けも完了し、クロスを貼り終わった後の写真です。
キッチンとリビングの間の壁を壊したことで、和室からキッチンが見通せるようになりました。

襖を室内片引戸に替えたことも、空間がより広く感じられるポイントとなっています。
壁に沿って扉が収納できるようになり、襖で仕切られていた施工前と比べると、和室とリビングの隔たりが少なくなりました。

広くて開放的と感じるためには、「抜け感」がポイントです。
視界を遮らないことで、開放感たっぷりの間取りになりましたね。

（今回コストを抑えるために、リビングの内装は変えないというのがお施主様のご希望でしたので、クロス工事はキッチンと和室のみ行いました）

施工前のキッチン

施工後のキッチン

施工前のダイニング

施工後のダイニング

キッチンとリビングの間の壁がなくなり、明るく開放的な空間へと生まれ変わりました。

キッチンはハウステックの「カナリエ」。抜群の収納力が魅力のシステムキッチンです。
プラン決めの際、他メーカーも含めて、ショールームのご見学をされていたお施主様でしたが、「収納の多いキッチンにしたい」という奥様もご納得の収納力。食洗器も付いた、家事負担軽減の最新のキッチンになりました。

施工前の和室

施工後の和室

この室内片引戸は「普段家族で過ごす際には広く使いたいけれども、来客時にはサッと目隠しができるようにしたい」というお施主様の声から、提案させていただきました。
全開時は空間を広く開放的に、全閉時は簡単にプライベート空間を隠すことができます。

施工前の和室

施工後の和室

和室の聚楽壁をクロス仕上げに。さらに、間接照明を取り入れることで、シックな雰囲気に仕上がりました。
正方形の”縁(へり)”がない琉球畳は、ご主人様たってのご希望です。敷き込む形で設置しましたので、周りのフローリングとの段差はなく、躓きの心配もありません。

和と洋を取り入れたおしゃれな空間に仕上がりました。

さらに、すべての窓に内窓を取付けたことにより部屋の断熱性能や防音性能がアップ！
見た目だけでなく、過ごしやすい快適な空間へと生まれ変わりましたね。

ご用命いただき、ありがとうございました。